それは教育・住宅・老後生活の資金です。
あなたのご家庭では、どのタイミングで、
どのくらい準備をしていけば大丈夫か知っていますか?
・・とは言っても、
「そもそも資産形成や資産管理って、必要あるの?」
という方も、いらっしゃるでしょう。
そこで、早めに知っておかないと手遅れになる、
あなたの将来のお金に関する大切なお話をしましょう。
ここでは、教育資金と老後資金について取り上げてみたいと思います。
どの年齢の方であっても、現在のフルタイムの仕事を辞めた後には、
おそらく『貯蓄を取り崩す生活』 に入りませんか?
例えば、60歳で定年退職したサラリーマンが、
夫婦2人でゆとりある生活をするために年450万円のお金を使う必要があるとします。
一方、65歳から夫婦合計で年270万円の公的年金をもらうとします。
(支出450万円・年金270万円、いずれも標準的なケース)
そして、夫婦ともに85歳まで生きるとしましょう。
大雑把に計算してみると・・
(1)60歳~64歳で取り崩す貯蓄は450万円×5年間=2,250万円
(2)65歳~85歳で取り崩す貯蓄は(450万-270万)×20年間=3,600万円
●取り崩し額合計 (1)+(2)= 5,850万円!
となってしまうのが、現実です。
60歳から85歳の間に、6,000万円稼ぐつもりの人は、
わずかな貯蓄で60歳を迎えてしまっても構いません。
老後はお金のために必死に働いたりせずに好きなことをして、ゆったりと自分らしく暮らしたいと思われる方は、 今のうちから中・長期のプランを立てて資産形成・資産管理を進めていった方が安心です。
では、中・長期にわたる資産形成や資産管理を実行する際には、
どんなことを最も重視すればいいのか?
日本レコード大賞の公式サイトによると、
「シクラメンのかほり」が大賞を受賞した1975年の大卒初任給は83,600円でした。
アメリカなどの世界先進国でも、
年に2~3%台の物価水準の上昇はごく普通に見られます。
そして、最近では原油等の価格水準が上昇しておりこれは確実に物価水準を押し上げる要因となります。 物価水準が上がれば、現金は目減りします。
結論を言うと、個人の資産管理において最も重視すべきことは 「将来使うために必要なお金」を確保できることを実現するために、 どの時期にいくら位のお金が必要かを知っているかどうかが大きなポイントです。
今から20年後、30年後、貯蓄を取り崩しながら生活をする段階でどんな経済状況になっていても、 そのときに使うお金が十分に足りる状態を、できるだけ高い確率で実現できるようにしておくことです。
■では、次に教育資金の観点から見ていきます。
具体的にどのような場合に
《毎年100万円以上の教育費》が掛かるタイミングが来るか、知っていますか?
それは、ズバリ 『3大教育資金 大学・私立・留学』 です。
1.大学教育資金
国民生活金融公庫総合研究所「家計における教育費負担の実態調査について」によると、大学に通う子供1人に掛かる1年間の在学費用は平均140.5万円。
国公立でも88.9万円となっています。
これに受験から入学までの費用を加えれば、4年間で600万円以上の支出が生じることになるでしょう。
2.私学教育資金
中学や高校、場合によっては小学校などから私立に通う場合、最低でも年間100万円は覚悟する必要があります。
これを毎月の家計費からすべて捻出するのは、一般家庭には少し苦しいです。
また、中学受験の対策には約200万円が掛かるなど、教育費の負担が前倒しになる傾向があります。
3.留学教育資金
1ヶ月以内の語学研修(50万円以下)から3ヶ月~半年の短期留学(100万円~200万円)
1年以上の留学(300万円~)まで、色々なパターンがあります。
いずれにしても、貴重な留学体験をする年の教育費は100万円を越えるのが普通です。
これらの『3大教育資金―大学・私立・留学』にお金を出す予定が全くない方は、 将来の教育資金に関するプランニングをしなくても、取り返しのつかない事態が生じる確率は低いでしょう。
しかし、3大教育資金が掛かる可能性のある家庭においては、 計画的な教育資金の準備をしないままズルズルと時間が経つと、 これから10~20年以内において、子どもが大学や私立などの具体的な進路を希望したときに、 「家はお金がないから、その学校はダメ」とは言わなくて良い状況を作っておかなければいけません。
1. | 将来、必要となるお金の事実を確認することがスタートです。 これから10~20年の間に必要となる教育資金について、『リアリティのある数字』を確認することが重要です。 専門のFPと一緒に具体的なデータを見ながら、準備しなければならない教育資金を明確にしていきます。 |
2. | 『学資保険の選択』で失敗しないように、独自の研究を通じたアドバイスを受けることができます。 |
以上のように、老後の生活資金は確実にほとんどの誰しもが必要になる費用であり、教育資金は、これから子供が誕生する人、一定年齢の子供を持っている人が対象になる可能性があるということです。
ライフプラン作成のサービスは、プランを作成したら終わりではありません。
専門スタッフによるプラン実行完了までのお手伝いと 1年間の無償アフターフォローがありますので、優れたプランを 「絵に描いた餅」にすることだけは避けたいものです。
※「よくわからない!」という方は、キャッシュフロー表を作成することをお薦めします。
■キャッシュフロー表とは?
一生涯におけるお金の収支や貯蓄残高の推移が並んだエクセルで作成した表です。
一定のレベルまでは、ご自分で作成することも可能です。物価上昇率や年金の計算など、 面倒なポイントもありますが、時間と労力を費やせる方は試してみてください。
そして、今後の人生の理想的な状態、
全ての希望を盛り込んだキャッシュフロー表を作ってから
1.生活レベルを落とさずに優先順位の低い支出をへらす
2.現実的な範囲で(大きなリスクを取らずに)運用率をたかめる
3.現実的なレベルで(少しだけ)収入をふやす
この3つの組み合わせを可能な範囲で実行することで、 理想的な人生が達成できる現実的なシナリオを発見する手法が 「ライフプラン・シミュレーション」です。
ライフプラン・シミュレーションでは、 今後の人生において、起こりえるであろうライフイベントを明確にして、 しっかりと予算を立てることを行います。
結婚・子供の誕生・住宅購入(マンションか一戸建てかなど)転職・独立・退職・海外移住などなど、 これからやりたいことや、ほしいものなどのプランが作成できます。
しかし、このライフプランを
ご自分で作成した場合に陥りやすい「落とし穴」にはご注意ください。
それは…
■生活を切り詰め、家族旅行など将来の希望を抑えた楽しみが少ないプラン
■非現実的な夢を並べるだけで終わってしまう「絵に描いた餅」のプラン
・・などでしょう。
夢の計画をたてるのはみなさんご自身ですが、 その夢が叶うようなマネープラン作成のお手伝いをするのがファイナンシャルプランナー(FP)です。
保守的に、でも非現実的なプランとならないようなカウンセリングやリアルなシミュレーションを行います。
これによって、10年後、20年後、30年後、老後など将来のお金の不安を確実に減らすことができます。
さらに、
◆現在加入している保険を見直したら良いのか
◆現在おこなっている資産運用を見直した方が良いのか
◆現在組んでいる・これから組もうとしている住宅ローン
◆教育資金の上手な積み立て方
◆老後の生活資金の計画
などについての診断やアドバイスもおこないます。
ファイナンシャルプランナー(FP)が作成する
『ライフプランニング』を活用ください。