住宅ローンに関する相談を専門領域の1つとしている
FP社労士・林繁裕社会保険労務士事務所の林繁裕(はやししげひろ)です。
これから「新たに住宅ローンを組む」予定をお持ちの方、
「住宅ローンの借り換え」を予定している方に、簡単なクイズです。
Q.あなたが住宅ローン3000万円を、30年間、3%で借り、
お金返していくとすると、
トータルでいくらの利息を払うでしょう?
1. 319万円
2. 957万円
3.1,553万円
それは、新車1台分よりも大きい金額です。
海外旅行を20回するよりも、高い金額でしょうね。
さて、いくらになるでしょう?
(クイズの答えは、このページの最後です)
ここからは「3,000万円を、30年間」借りるケースを前提としてお話していきますね。
このような利息を中心とした総コストは、ローンの選び方や組み方の違いによって、
いくらの損得の違いが生じるのでしょうか?
はっきり言って、100万円以上の違いが出ることは珍しくありません。
諸費用も含めたトータルでは、500万円以上の損得が違ってくるケースもあります。
(例えば、3,000万円を1%ほど不利なコストで借りると、1年間で30万円を余計に払うことになりますから…)
さらに質問ですが、あなたは住宅ローンの「諸費用も含めたトータル」の
コストの概要についてご存知ですか?
ズバリ、住宅ローン関連コストのベスト3はコチラです!
1位 金利コスト 約1~3.5%/年
2位 団信コスト 約0.3%/年(不要な場合あり)
3位 保証料コスト 約0.2%/年(不要な場合あり)
これ以外にも、抵当権設定費用(登録免許税)と司法書士の報酬、印紙税、火災保険料などがありますが、
ベスト3に比べると小さなものと言えます。
ですから、長期的に見て《住宅ローンの3大コスト》の合計金額を抑えられる住宅ローンの選択とプラニングが基本となります。
では、《住宅ローンの3大コスト》の合計の年間水準は、
現時点でどのくらいかご存知ですか?
●全期間固定タイプ:3%前後 (フラット35)
●短期間固定タイプ:1%台前半(キャンペーン金利適用時)
目先だけ考えると、長期固定よりも金利が2%近く低いタイプ、
例えば「3年固定1%のキャンペーン」などを利用することで、
最初の3年間で180万円近くトクすることになります。
これは非常に大きなメリットです。(別の言い方をすると、長期固定型のローンは《金利上昇リスク》を抑えるための保険料を余計に払っているようなものです)
しかし、そのような形のキャンペーン商品を利用する場合、
・固定期間の終了後、どのレベルまで金利上昇の可能性があるか?
・固定期間の終了後、金利が上昇したときの対策はどうするか?
・・をシミュレーションしておく必要があります。
そして、金利上昇時の対策を本格的に考えるためには《住宅ローンの選択・プランニング》を行うタイミングで、
家庭全体の収入や支出、貯蓄残高の推移をリアルに予想できるライフプラン(ファイナンシャルプラン)を作るのがベストです。
この作業は、半日以上を掛ければひとりで行うことも可能です。
※エクセルを使いこなせる人なら一定の程度の精度までは可能ですが、
将来の様々な支出を《現実よりも少なめに》見積ってしまい、
実際は返済が非常に大変になるケースもありますのでご注意ください。
※住宅ローンに関する情報をネットで収集してご自身で行う場合は、
審査が厳しい金融機関が有利な条件を公表しているケースがあります。
ムダな労力を使い過ぎて消耗しないようにしてください。
将来を真剣に考える、慎重で知的な方は、中立的な専門スタッフによるFP相談の利用をおすすめします。
住宅ローン相談に関する体系的な知識を持った中立的な専門スタッフのサポートを受けながら、
●住宅ローンの選び方、組み方の分析とプランニング
●住宅ローンを組んだ場合の本格的なライフプラン作成
・・を本格的に実施したい方、とくに
・公庫が11年目を迎える
・当初2~3年の固定金利が終わる
・新規住宅購入
・・などで金利上昇の不安をお持ちの方は、「住宅ローン相談」の説明をお読みのうえ、
まずは初回カウンセリング(60分)をご予約ください。
※新規購入の場合、初回相談は住宅購入の決断前にお越し頂いたほうが安心です。
借りた後のご相談が多い・・・
その場合、借りたい銀行、金利が発見でき見つかった場合でも、すぐに変更などできない場合がほとんどです。